大衆小説、映画、メディアはキリスト教徒と同じくらいにサタンとサタニズムを理解しています。最も広く浸透している誤解の一つは、サタンに献身すると、いわばディズニーランドに旅行するかのように、極上の富と裕福さが期待できる、というようなものです。
こんなことを信じている人は、大変なことになります。サタニズムは宗教のエリートです。軍隊の特殊部隊のように、特殊な能力を持っている人たちです。多くの人から恐れられ、尊敬される人たちです。サタニズムの目的は神になることです。人間の精神を抑圧する他のすべてのいわゆる「宗教」とは違います。サタニズムは魂を解放し、力を与えます。
献身の儀式を行った後、サタンは私たちに投資し始めます。私たちは自分でも知らなかった才能や創造力を発見します。それを生かそうと努力し、自分を高めることで、より強く、より自信を持つことができるようになります。
アントン・ラヴェイが『サタニック・バイブル』で書いていることとは逆に、サタンは怠惰、怠け心、無気力(何も気にしないこと)、薬物乱用、やる気のないことを認めていません。ラヴェイ自身、よく働いていました。これは、オフの時間に好きなことをする自由がないとは言いませんが、サタンは私たちが自分自身で何かを作ることを期待しているのです。
サタンは子供たちにとって良い父親です。彼は、私たちが何か破壊的なことや自分に不利なことをしているときに、私たちに連絡してきます。そして、私たちが最高の人間になれるよう、動機づけ、導いてくれるのです。
内なる強さと自信は、他者に頼ることなく、自分自身を守ることができることを知ることから生まれます。あらゆる魔法を使いこなすには、時間と努力、そして献身(専念すること)が必要です。
自分の心(マインド)に支配されるのではなく、自分の心を支配することは簡単ではありません。私たちの心は、私たちを蝕むように設計されています。これは明らかなことです。私たちの心は、私たちを無知にし、奴隷にし、神々のようになることを妨げるような構造になっています。私たちは、過去生について記憶喪失になっています。前世で受けた教育や才能は失われ、何度も何度も学び直さなければなりません。コントロールできない心は、不必要な心配やストレス、不穏な考え、最悪の場合、狂気へと人を追いやります。弱い人は、長い目で見れば、このようなことに苦しめられます。恐怖、不安、制御不能な感情は、日夜、私たちを自由に苦しめます。
自分を高めようとしない人は、運命に翻弄されます。運命とは残酷で容赦のないものです。「今日は残りの人生の最初の日ではありません。」あなたがこれまでとってきたすべての行動は、あなたの人生の基盤とパターンを確立しています。誰もが変わることができるように、これは永久的であると言うことではありません。しかし、十分な努力なくして変化は訪れません。
私たちは、部外者と違って、父サタンに指示され、導かれています。父サタンは私たちの内面も外面もすべて知っていて、私たちがどこに向かっているのかも知っています。彼は全知全能で、私たちが非常に深刻な過ちを犯さないように救うことができます。しかし、それを気にせず、自分を高める努力をしない人は、気がついたら部外者になっていることがあります。
父サタンは、自分を高めようと努力する私たちをいつも助け、導いてくれます。
サタニストは、人生を精一杯生き、成長し、進化し、自分自身に力を与えることを奨励されています。これは真の霊性であり、他の宗教が信奉者に何もしないこと、生活を慎むことを勧めて魂を破壊するのとは異なります。その結果、彼らは無になり、やがて精神的な退廃に陥ってしまうのです。
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